[mail from HOBO] [Home Page]

print <
記事番号 【No.5】
投稿日時: 00/12/30(土) 11:16:17
タイトル: Mail132 物色
コメント:  以前、しばらく電機株相場はないと書いた記憶があるが、足元、実態面でも急速に電機業界の業績に変化が表れてきている。基本的には、電機株については、まだ見送りを決め込むのが賢明である。
 為替が反転してきたが、海外生産の進展から円安メリットは以前に比べて少なくなっている。特に電機セクターに関してはその傾向が強い。
 一方、まだまだ、恩恵が大きいのは自動車である。北米の自動車販売台数はウィルシャー5000という株価指数に連動する傾向が強い。販売台数がこれから減少に向かう状況下では、円安の恩恵も薄れてしまう。が、しかし、これが1ドル120円を超えると状況は変わる。ワールドワイドで見ても、このセクターの株価位置は低くく、その動向に目を凝らしておく必要がある。
 野村證券がマクロ統計から業種別に将来のパフォーマンスを推計している先月のレポートに拠れば、このセクターが市場以上に好調する可能性が高いことを示唆している。
 ちなみに、大和総研によれば、昨年末の時価総額上位9社をのぞいた東証株価指数は、さほど下落していない。