[mail from HOBO] [Home Page]

print <
記事番号 【No.16】
投稿日時: 01/09/24(月) 14:28:21
タイトル: Mail#141 新世界秩序
コメント:  第二次世界大戦当時の日米両政府の裏側が様々な書物によって明らかになっている。
今回のテロをパールハーバーと結びつけることが多いようであるが、根本的に間違っているように思う。
当時のパールハーバーに関して言えば、奇襲とは言え、事前交渉もあったし、もちろん、西欧諸国に習い発展を遂げてきた日本は、まだある程度、西欧の論理に大きな逸脱をしたものではなかった。同じ文明下での戦いであった。日本の最初の一手が、ハワイであったということ以外は、米国の読み通りであり、米国のコントロール下での戦争であった。ただ、真珠湾だったというだけは、米国の威信をいたく傷つけだようだが、それ以外は、米国の思うように行った。だから今でも、米国では、「グッドWAR」と呼ぶのである。
米国の覇権主義を確立した戦争でもあった。また、当時の米国政権の中枢にKGBのエージェントが居り、米国をソ連の希望(日米開戦)に添うように米国政府を動かそうとしていたという証言も出てきており、
まさに米ソにとって日本は飛んで火に入る夏の虫であったことが分かる。
 個人的な見解だが、不況化の米国が戦争(軍需産業を抱える米国にとっての公共事業的側面を持つ)を
望んでいたところに、口実が降って沸いてきた(太平洋戦争の時よりはかなり偶然だが)点は共通だが、それ以外の部分は、全く違う。
 @まず、太平洋戦争とは違い、異文明間の戦争である。
 A相手が国家ではないため、交渉が難しい。
 B全面降伏に追いこむことは不可能。報復は報復を生む。
 C戦犯である証拠が掴めない。
 D太平洋戦争のように記録がないため、今回の新型戦争の仕掛け側の経緯は、永遠に謎のままになる可能性が高い。

今回の戦犯がイスラム原理主義だとすれば、今回の行動は、イスラム世界以外では決して許されるべき行動ではない。これでは、正しい主張もその手段によって否定されてしまう。

今回の事件の背景は、
 @米国のユダヤ(イスラエル)過保護政策、
 Aアメリカンスタンダードの世界への拡大による貧富の差の拡大が大きいと思う。

 この2つに関して言えば、明らかに米国の偽善振りは明らかであり、目に余るものがあった。
しかし、今回の事件のおかげで、逆にこの点で米国を非難しにくくなった点では、墓穴を掘っている。

 個人的な感触で言えば、イスラムの人達がアメリカンスタンダードの中で生計を立てていくのは、困難であると思われる。自分がグローバルカンパニーの経営者なら、真っ先にリストラの対象にしようとするだろう。彼らは総じて、それほど勤勉ではない。このまま米国の経済的覇権を許すとまずいという焦りのようなものがあり、金融市場の中心部を狙ったのではないか。今のところ、彼らの思惑通り、米国金融市場は少なからず動揺している。

 イスラムは、キリスト教やユダヤ教に対しては、寛容だが、ユダヤ教は排他的である。ユダヤ教は、その排他性から2000年以上も忌み嫌われてたのではないか?責められるべきのは、パレスチナではなくイスラエルである。そして、イスラエルの建国を許した欧米諸国であり、さらにイスラエルに関して二枚舌を使う米国外交である。そしてユダヤ人がもっとも多く集まるためジューヨークとも言われるニューヨークを襲ったのではないか。

 日本も少なからず、ユダヤ国際金融資本によって、酷い目遭ってきている。だからといって、あのような卑劣さ手段は許されない。
 これから、悪徳ユダヤ国際金融資本を中心に、純粋にテロ行為を非難する人々と事態が長期化するにつれて、勢力を増すイスラム原理主義者との100年戦争が始まるだろう。
 世界経済も新世界秩序への模索への中で揺れ動くことになろう。