記事番号 | 【No.12】 | 投稿日時: | 01/02/25(日) 21:20:29 |
タイトル: | Mail#139 神風 |
コメント: | 金融緩和期待から、相場が反転に兆しを見せ始めた。 先週、木曜日からファイナンスセクターが強含みとなってきたのである。 今回の主役は、外人とプロ個人投資家と思われる。 外人にとって、日本ほど稼ぎ易い市場はないだろう。 売りを浴びせて、心理を冷え込ませて、安値で拾う。 マインドが暖まったところで、売りぬける。この繰り返しである。 これほど、わかりやすく、稼ぎ易い市場はないだろう。 このところ、往年の仕手株やバブル期に活躍したゼネコン、鉄鋼などが動意づいている。 これは、プロ個人投資家の息吹を感じさせる。 残念ながら、一般投資家がつかまっているTMT銘柄は、今暫く、時間がかかろう。 ところで、今の日本を見ていると、問題の先送りばかりで、神風が吹くのを待っているかのようである。 残念ながら、太平洋戦争同様、神風は吹かないだろう。 というより、実はもう吹き抜けてしまったのである。 いうまでもなく、米国の好景気のことである。 米国の好景気下で、思いきって構造改革を進めるべきであった。 時すでに遅し。時期を逸した不良債権の銀行による直接償却は、劇薬となろう。 |