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記事番号 【No.10】
投稿日時: 01/02/04(日) 12:00:41
タイトル: Mail#137 調整浅し
コメント: 今年は前半勝負?

 株式市場は、前半、米国金融緩和による景気回復期待から株高になる可能性が高いと思う?
外人買いはヘッジファンドの買戻しか、実需買いか、はともかく、活発化している。

 TOPIXでは、1月11日の安値1218から高値を切り上げながら、陽線(寄付<引値)を5日
連続続いた(順次5陽連:買いシグナル)。1月19日の1327の高値を付けてから、
2週間ほど調整を続けている。しかし、その
調整の幅は18日の1315〜1287ポイントの近辺で推移している。高値から調整は深くなく、ここ
から大きな崩れは予想し難い。TOPIXの日次の一目均衡表では、基準線を転換線が下から
クロスする買い転換を示現。除除に形は良くなってきている。まだ、抵抗帯(雲)の下であるが、
1340〜1350円を超える場面があれば、追撃買いで対処したいところである。
 33業種の指数で見ると、すでに雲を抜けている業種が出てきている。
1月19日雲抜け:その他金融
1月24日雲抜け:その他製品(12月15日、買い型の日足、順次5陽連示現)
1月31日雲抜け:輸送用機器(2月1日、買い型の日足、順次5陽連示現)
1月31日雲抜け:精密機器(1月18日、買い型の日足、順次5陽連示現)  
 このセクターに的を絞って、チャートブックを眺めるのも一考。

 ただ、TOPIXの10%のウェイトを占める通信セクターは、投資対象としては魅力に乏しい。
TOPIXの動きを緩慢なものとするするならば、このセクターかも?
通信は使ってなんぼのものである。10年前使ってなんぼのものに投機がなされた。
今も低迷する不動産である。不動産の価値は、将来の賃料の現在価値。
通信会社の価値は将来通信料の現在価値(多分、量は増えるが価格は下がるので、あまり伸びない?)
からコストを引いたもの。
不動産会社は、人と不動産の塊。
通信会社は、人と交換機の塊(交換機はルーターやスイッチにとって代わられるかも)。
ただ、NTTの場合、さらに+研究所(日本の頭脳)
ドコモの場合、+コンテンツプロバイダー?的要素が加わるから、少し他よりも
ましな評価がされるかも?
しかし、いずれにしても、電力会社のように配当利回りがなければ、長期投資の対象に
なりえないのではないか?
 一昨年のTMT相場、通信業については、確信を持ってバブルだったといえるのでは?