記事番号 | 【No.1】 | 投稿日時: | 00/11/25(土) 11:48:14 |
タイトル: | Mail#128 変曲点 |
コメント: | このサイトの投稿が、サーバー側の不調で、暫くできなくなり、その後、さぼり癖がつき、2ヶ月近くご無沙汰した。 この2週間、ファンドの調子が急に悪くなり、胃が痛まない日はない。 加藤の変には、失望したというよりやっぱりねというあきらめに似た感情を持った。 我々の世代は、子持ち派と独身貴族派に分かれるが、私は残念ながら前者である。 最近、同世代の子持ちや上司と教育問題について話すことが多い。 公共のインフラが疲弊しており、子供に良い教育を与えようとすると、かなりの資金が必要になってきている。特に、東京都や神奈川県では深刻だ。 甲斐性なしは、もう結婚してはいけないのだと今更ながら後悔するばかりである。 我々の時代の、そこそこ勉強して、そこそこの大学に入れば、安定した給料を得られるという方程式は崩れ去っている。少子化にもかかわらず(小子化ゆえといった方が正解か)、生き残るのは、僅かな数の優秀な子供たちだけであろう。大半は、ジニ係数が拡大する日本の新下流階層に属するはめに陥る。IT革命がもたらす苛烈な競争社会に子供を送り出さねばならない我々の悩みは大きい。今後、おそらく、大半の人の思いとは裏腹にますます、強烈な学歴社会になると思う。子供たちに、勉強させるために、インセンティブを与えるには、この国の未来はあまりにも暗い。 |