バカボンのマーケティング日誌

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記事番号 【No.4】
投稿日時: 01/06/20(水) 10:48:21
タイトル: 玉野黄市氏
コメント: 日本マイクロニクスの長谷川正義氏と下北沢の「DOT」で会食。
同社は東京カソード研究所、日本電子材料と並ぶ半導体ウェハー検査用プローブカードのトップメーカー。
半導体の設備投資が国内外とも急減速しているので、今年はご多分に漏れず苦戦しそうだが
「次なる一手」を着々と準備中とか。

店で偶然隣り合わせたヒッピー風のオッサンと意気投合して盛り上がる。
何しろこの人と来たら大声で携帯は掛けるし僕らの頼んだ鰹たたきを食べた上に
にべもなく「マズイ」って言うし若い女性店員に「おねえさんカ〜ワユイ」
とか言ってもろにヤな顔されるしもう滅茶苦茶なのである。
さんざんバカ話をした挙げ句、オッサンは帰りがけに
「お前らオレを知らないだろうけど、オレは踊りの世界じゃ有名なんだぜ」と宣う。
「知らないですねぇ。どんな踊りですか?阿波踊り?」と僕たち。
「き、君たちはこの方を本当に知らないのか!」と連れのインテリ風。
「オレは玉野黄市さ。今回は喜太郎と一緒にやったんだ。友達だからな」とオッサン。
「き、喜太郎ってグラミー賞を受賞した喜太郎ですか?」少しビビる僕たち。
「おう。春には伊勢神宮に踊りを奉納した」
伊勢神宮に奉納?何者だこのオッサン。

帰宅してWEBで調べてみると大変な人だった。
舞踏の神様、故土方巽に師事した天才舞踏家。
三島由紀夫に「どうやったらこういう縒ったような筋肉がつくのか」と言わしめ
イサム・ノグチ展で踊った玉野にノグチが感涙したという。
米オバリン大学の客員教授でもある。

玉野さん、昨夜はオッサン呼ばわりして失礼しました。
次回の日本公演には必ず寄らせてもらいます。
しかし人は見かけで判断しちゃいけませんね。